日本のYouTuberが通常動画(長尺の横動画)で受け取る広告収益は、1,000回再生あたり中央値494円でした。1再生あたり約0.49円、100万回再生で約49万円です。ショートは1,000回あたり15円で、100万回再生しても1.5万円ほどにしかなりません。どちらも、日本のYouTuber 118人がYouTube Studioの画面を見せたり口頭で話したりして公開した収益340件の中央値です。
「1再生0.1円〜0.5円が相場」と書く記事や計算ツールは多いのですが、その数字が誰のチャンネルから来たのかは書かれていません。この記事の数字はすべて出典のリンクと日付つきで、CSVで1件ずつ確認できます。さらに、Virevが2026年10月7日に読んだ日本語のYouTubeチャンネル926件の投稿本数と再生回数をもとに、登録者数ごとに月いくら稼いでいるかを計算しました。
494円
通常動画 1,000回あたり
15円
ショート 1,000回あたり
26万円
登録者10万〜100万人
報道・研究向けデータ。 標本は、日本のYouTuberが自分の動画(140本)、note・ブログ・X、ニュース記事(32ページ)で公開したYouTube広告収益340件、クリエイター118人分、期間は2017年4月〜2026年10月です。1件ごとに1,000回再生あたりの収益(RPM)を円で計算し、同じ人が複数の数字を出している場合はその人の中央値1つだけを数えました。ドルで公開された数字は、公開日の欧州中央銀行の為替レートで円に換算しています。集めた402件のうち62件は除外しました(通常動画とショートを合算した数字、広告が制限された動画、一番よかった動画だけの数字など)。チャンネル側は、登録者1,000人以上で直近60日以内に投稿している日本語チャンネル926件を2026年10月7日に読みました。全データとリンク: youtube-rpm-japan-disclosures-2026.csv。集計表: youtube-japan-aggregates-2026.csv。引用する場合は「Virev、YouTubeの収益を再生回数で計算、2026年10月」とこのページのURLを記載してください。URL: https://virev.ai/ja/blog/how-much-does-youtube-pay-per-view
YouTubeの1再生あたりの収益はいくらか
YouTubeパートナープログラムに参加しているチャンネルは、通常動画に表示された広告の純収入の55%を受け取ります。ショートは仕組みが違います。YouTubeはショートフィードの広告収益を国ごとにまとめ、各クリエイターの視聴回数のシェアに応じて配分し、そのうち45%を支払います。1 YouTube Studioに表示されるRPMは、この分配の後でクリエイターが実際に受け取る1,000回再生あたりの金額です。下の表の数字はすべてRPMです。計算ツールでよく見るCPMは、広告主が広告1,000回の表示に払う金額なので、RPMより必ず高くなります。
| 形式 | 件数 | クリエイター | 1,000回あたり中央値 | 真ん中50% | 100万回あたり |
|---|---|---|---|---|---|
| 通常動画、全期間 | 302 | 109 | 494円 | 300〜662円 | 約49万円 |
| 通常動画、2024年以降 | 162 | 57 | 500円 | 314〜644円 | 約50万円 |
| ショート | 38 | 18 | 15円 | 10〜20円 | 約1.5万円 |
通常動画のクリエイターの10人に1人は1,000回あたり203円未満、10人に1人は850円を超えていました。つまり「100万回再生でいくら」の答えはおよそ20万円から85万円の間で、真ん中が49万円です。ドルにすると494円は約3.1ドル(1ドル158円)です。同じ方法で集めた英語圏のクリエイター73人の中央値4.14ドルより低く、韓国のクリエイター44人の約1.97ドルより高い水準です。
みけいざさんは、東京で自転車配達員として働く様子を発信している登録者1,470人のチャンネルです。2026年4月、収益化してから17日間の数字を公開しました。通常動画は7,035回再生で3,747円、ショートは10.8万回再生で3,103円。1,000回あたりにすると通常動画は533円で全体の中央値とほぼ同じ、ショートは28.7円でした。ショートは通常動画の15倍見られていたのに、収益は通常動画より少なかったことになります。
同じクリエイターでも通常動画はショートの40倍
ショート中心のチャンネルと通常動画中心のチャンネルでは、ジャンルも視聴者も違います。そこで、ショートと通常動画の両方の収益を公開した9人だけを取り出し、それぞれの通常動画の単価を本人のショートの単価と比べました。
中央値は40倍でした。通常動画1回分の広告収益を得るのに、ショートは40回見てもらう必要があるということです。
ショートの単価がどれだけ低いかは、ショート中心のクリエイターの公開を見るとよくわかります。ホワイトボードアートのショートを投稿しているつっしーさんは、noteで再生回数別の収益を公開しています。2,118万回再生された1本で約16.7万円、1,026万回の1本で約8.2万円、114万回の1本で約1.2万円でした。1,000回あたり8〜10円です。アニメや芸能の話題をショートで投稿している昭和スターの軌跡(登録者11.7万人)は、2023年5月の動画で「700万回再生で7万円」「800万回再生で8万円」と1本ずつ説明し、ショートの単価は1再生あたり約0.01円だと話しています。
ブログとYouTube運用について書いているちゃすくさんは、43.5万回再生されたショートの収益が967円しかなかったとnoteに書きました。同じ人の通常動画は、約16.6万回再生の1本で9万円を超えています。
Virev
YouTubeチャンネルをテーマ、オーディエンス、エンゲージメントで探し、ビジネス用の問い合わせ先までVirevで確認できます。
無料で始めるショートは再生数の38%、広告収益の2%
Virevが読んだ日本語チャンネル926件のうち536件(58%)が、直近の投稿にショートを含めていました。この536件では、新しい動画の再生数のうちショートが占める割合はチャンネルごとの中央値で38%でした。上の単価(通常動画500円、ショート15.5円)を掛けると、広告収益に占めるショートの割合は2%まで下がります。
「ショート1本のほうが通常動画1本より再生される」という思い込みもデータとは合いませんでした。両方を投稿しているチャンネル738件で、ショート1本の再生数は同じチャンネルの通常動画1本の67%(中央値)で、ショートのほうが多く再生されていたチャンネルは38%でした。ショートは登録者を増やす入り口にはなります。広告収益だけで見れば、チャンネルの収入はほとんど通常動画から来ています。
例外もあります。大食いとネイルの爆食ネイリストゆめさん(登録者10万人)は、10月7日に読んだ時点で月に通常動画を約3.5本、ショートを約14本投稿していました。ショートの再生数の中央値は1本56.8万回、通常動画は7.8万回です。新しい動画の再生のうち97%がショートで、上の単価で計算すると月の広告収益約26万円のうち47%がショートから来ます。それでもショート1回あたりの広告収益は通常動画の30分の1程度です。直近15本のうち3本はショートの企業案件(#PR)で、このチャンネルの収入は広告収益だけでは測れません。
登録者数別の月の広告収益
単価は答えの半分です。残りの半分は、月に何回再生されるかです。チャンネルごとに直近の投稿15本から月に通常動画とショートを何本投稿しているかを数え、直近の通常動画20本とショート30本の再生数の中央値を掛けて、新しい動画から生まれる月の再生数を出しました。そこに上の単価を掛けています。
| 登録者 | チャンネル | 通常動画/月 | 1本の再生 | ショート/月 | 1本の再生 | 月の広告収益 | 真ん中50% |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1千〜1万 | 179 | 3.5 | 4,900 | 0.0 | 2,375 | 7,871円 | 3,176円〜2.1万円 |
| 1万〜10万 | 279 | 4.1 | 17,000 | 0.5 | 10,000 | 3.8万円 | 1.3万〜10.8万円 |
| 10万〜100万 | 359 | 4.8 | 97,000 | 1.0 | 51,000 | 26万円 | 9.4万〜60万円 |
| 100万以上 | 109 | 8.2 | 359,000 | 4.5 | 261,500 | 149万円 | 58万〜302万円 |
通常動画/月とショート/月は月の投稿本数、再生は1本あたりの中央値です。新しい動画から生まれる月の再生数は、区分ごとの中央値で2万回、12万回、79万回、486万回です。
登録者1万〜10万人のチャンネルは、月に通常動画を4本ほど投稿して1本1.7万回ほど再生され、新しい動画の広告収益は月3.8万円前後です。月20万円を超えるのは、登録者10万人を超えてからです。過去の動画が再生され続けるチャンネルは、この表より多く受け取ります。
犬とわたしと北欧暮らし(登録者4.69万人)は、スウェーデンでの暮らしを投稿しているチャンネルで、月ごとの再生数と収益を2本の動画で公開しています。2022年7月は27万回で約8.6万円でした。2023年は1年で300万回再生、広告収益は194万円です。2024年2月は79万回で57万円、3月は58万回で57万円で、1,000回あたり700〜980円まで上がりました。同じ再生数でも、時期によって単価が倍ほど変わっています。
単価が下がったという報告もあります。登録者41.1万人のナカイドさんは、2025年6月の動画で、4月の1再生あたりの単価が前年の0.469円から0.38円に下がったと公開し、J-CASTニュースも取り上げました。2 5月も0.445円から0.356円へ約20%下がっています。登録者116万人のオタク会計士ch(山田真哉さん)も、2025年8月の動画で、1年前は1再生0.5円だった単価が今は0.4円を切っていると話しています。
確認のため、Virevのデータベースに保存されている日本語の個人チャンネル342件の、過去1年の通常動画7,775本でも同じ計算をしました。登録者10万〜100万人の145件の中央値は月17.1万円、100万人以上の71件は月65.3万円でした。上の表より低めです。保存データにはショートが入っておらず、投稿本数も1年間の平均で数えているためです。
同じ再生数でも収益が変わる理由
ジャンル。 広告主が届けたい視聴者に見られる動画ほど単価が高くなります。通常動画の単価をジャンル別に比べると、お金・副業・ビジネスが1,000回あたり600円で一番高く、ゲームは575円、暮らし・Vlogは450円でした。
動画の長さ。 8分以上の動画には、動画の途中にも広告(ミッドロール)を入れられます。3 長尺に特化したテンペスタさんは平均0.85円、1時間半ほどのゲーム実況を投稿するふつうのくまさんは「1再生1円くらい」と話しています。一方、ミッドロールを入れていない雑学チャンネルの山田さんは約0.25円でした。
広告の制限。 黄色のアイコンが付いて広告が制限された動画は、ほとんど収益になりません。61万回再生で200円だった動画を公開した人もいます。この記事では、こうした動画の数字は中央値から除いています。
有名チャンネルの場合。 音楽解説のみのミュージック(みのさん)は、2026年7月のnoteで、月200万回再生で約5,000〜7,500ドル、1,000回あたり2.5〜3.75ドルだと書いています。この数字にはYouTube Premiumの分配も含まれます。
Virev
ショートリストはありますか。Virevはリストの各クリエイターのビジネス用メールを返し、1つの受信箱からアウトリーチを送ります。
無料で始めるYouTube収益の計算方法
この記事のデータから作った計算式は次のとおりです。
- 通常動画の月の広告収益 = 月の通常動画の再生数 x 0.5円
- ショートの月の広告収益 = 月のショートの再生数 x 0.015円
- 控えめに見積もるなら通常動画0.3円(真ん中50%の下側)、高めなら0.65円(上側)を使ってください。
たとえば、月に通常動画を4本投稿して1本2万回、ショートを8本投稿して1本1万回再生されたとします。通常動画は8万回 x 0.5円 = 4万円、ショートは8万回 x 0.015円 = 1,200円で、合計は月約4.1万円です。
チャンネルのURLを入れるだけでこの計算をしてくれるYouTube収益計算ツールもあります。チャンネルの最近の動画と再生数を読んで、月の広告収益と案件単価の目安を表示します。よく使われている他の計算ツールは決まった単価を掛けるだけで、その単価がどこから来たのかは書かれていません。
収益化の条件と2027年2月の変更
いまの参加条件は、登録者1,000人以上に加えて、直近12か月の総再生時間4,000時間以上か、直近90日のショートの視聴回数1,000万回以上のどちらかです。4 ショートだけで条件を満たすには1日平均約11万回の視聴が必要です。上の表の登録者1万〜10万人のチャンネルでは、ショート1本の再生数の中央値は1万回でした。YouTubeは2027年2月1日からパートナープログラムを更新すると告知していて、収益化を続けるには1月31日までにYouTube Studioで新しい規約に同意する必要があります。
クリエイターと企業がすること
クリエイター
- 収益の計画は、通常動画1再生0.5円、ショート0.015円で立ててください。登録者1万〜10万人のチャンネルの新しい動画の広告収益は、中央値で月3.8万円です。
- 広告収益を増やしたいなら、8分以上の通常動画を作ってください。同じ人のショートと比べると、通常動画は1再生あたり40倍の収益でした。
- ショートは登録者を集める入り口と考えてください。ショートの広告収益は、新しい動画の再生の38%を占めるチャンネルでも収益全体の2%ほどでした。
- チャンネル平均より動画ごとのRPMを見てください。同じチャンネルでもジャンルや長さで単価が数倍変わります。
企業・代理店
- クリエイターの広告収益は、案件の見積もりの下限として使えます。登録者10万〜100万人のチャンネルは、新しい動画の広告で月26万円ほど稼いでいます。チャンネルごとの目安はYouTube収益計算ツールで確認できます。
- 見積もりは登録者数ではなく1本あたりの再生数で比べてください。マイクロ・ナノインフルエンサーの効果を検証では、同じ予算でナノ100人とマクロ1人の再生数を比べました。PR投稿の反応は普段の0.69倍では、案件投稿の反応が普段の投稿よりどれだけ下がるかを調べています。
- 最近の再生数とジャンルでクリエイターを探すならVirevのクリエイター検索を使ってください。InstagramとTikTokのクリエイターはInstagramエンゲージメント率計算ツールとTikTokエンゲージメント率計算ツールで普段の投稿の反応を確認できます。ほかの無料ツールはVirevのツール一覧にあります。
Virev
クリエイター検索、検証済みビジネスメール、アウトリーチを1つのプロダクトで。Instagram、TikTok、YouTubeを自社でクロールしたデータの上で。
無料で始める調べ方と、外れる可能性があるところ
- 収益の公開: 「収益公開」「RPM 公開」「ショート 収益」「100万回再生 収益」などの検索語で、日本のYouTuberが自分のチャンネルのYouTube広告収益を明かした動画、note・ブログ・X、ニュース記事を探しました。YouTube検索で711本の候補動画を集め、自動字幕を読めた動画のうち収益の話が出てくる314本を読み、140本から数字を取りました。企業案件、メンバーシップ、スーパーチャット、収入の合計、NoxInfluencerのような外部の推定値は入れていません。
- 確認: 根拠として記録した文章は、すべて保存した字幕またはページの本文にそのまま含まれていることをプログラムで確認しました。自動字幕は数字が崩れることがあり(「万」と「円」の取り違えなど)、読み方を補った件はCSVのnote列に書いてあります。
- 単位: クリエイター1人は1回だけ数えます(その人の数字の中央値)。収益と再生数から割り算した件が137件、本人が単価を話した件が94件、「約」「くらい」といったおおよその数字が109件です。おおよその数字はCSVのconfidence列にapproxと記しています。
- 除いた数字(62件): 通常動画とショートを合算した数字44件、2023年2月にショートの広告収益分配が始まる前のショートの数字4件、広告が制限された動画3件、YouTube側の不具合で広告が止まった月2件、一番よかった動画だけの数字5件、ライブ配信の広告1件、計算が合わない数字1件、期間が合わない数字1件、本人のチャンネルか確認できない数字1件。
- 誰が公開するか: 収益を公開するのは、収益化したばかりの小さなチャンネルと、副業やYouTube運用を扱うチャンネルが多めです。大きなエンタメ系チャンネルはほとんど公開しません。中央値は小さなチャンネル寄りになっている可能性があります。
- チャンネルデータ: 2026年10月7日に、YouTube検索(日本語の検索語40個、関連度順と今週の投稿順)とVirevのデータベースの日本語チャンネルから2,486件を集め、公開ページを読みました。最近の動画タイトルの半分以上にひらがなかカタカナがあり、登録者1,000人以上で、直近60日以内に投稿しているチャンネルだけを残しました。公式チャンネル、テレビ局、事務所所属のVTuber、切り抜きチャンネルのように名前から会社や二次利用だとわかるものは除いています。検索で集めたため、あまり投稿していないチャンネルは少なめです。
- 月の収益: 新しく投稿した動画だけを数えます。投稿から7日未満の動画は再生数の計算から外しましたが、動画ごとに経過日数が違うため、古い動画ほど再生数が多めに出ます。過去の動画の再生、YouTube Premiumの収益、海外の視聴者による単価の違いは入れていません。
- 為替: ドルで公開された数字は、公開日の欧州中央銀行の基準レートで円に換算しました(2026年10月時点で1ドル約158円)。
データのダウンロード
youtube-rpm-japan-disclosures-2026.csvには、公開された数字402件が1行ずつ入っています。クリエイター、チャンネル、形式、1,000回あたりの円の収益、再生数、収益、期間、ジャンル、出典リンク、日付、根拠の文章、除外の理由があります。youtube-japan-aggregates-2026.csvには、グラフと表のもとになった集計があります。引用するときは「Virev、2026年10月」とこのページのリンクを記載してください。
出典
- YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格
- YouTube パートナー プログラムの収益分配
- 長い動画のミッドロール広告を管理する
- 登録者40万人超のゲーム情報系YouTuber、4月から広告収益が激減「今後もっと厳しくなる」
- 【データ公開】4月から収益が激減…YouTuberがどんどん廃業していきます
- 【収益公開】金の盾開封&破壊⁉登録者数100万人の現実!大手YouTuberの大嘘
- 【収益公開】再生単価〇〇円?時給換算すると?登録者1000人、配達ユーチューバーのリアルを完全暴露!
- 【リアルなお金事情】登録者0人〜2万人のYouTube収入を大公開!
- 【意外😳】今年上半期のリアルな収益を大公開✨登録者4万人YouTuber🐶
- 【収益公開】ショート動画をメインにしているYouTuberの4月の収入公開します。
- 【実データ公開】YouTubeショートの収益はいくら?1万〜2000万再生の広告収益を公開
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