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コメントDM自動化の統計 2026: コメント数は1.7倍、リーチは変わらず

「LINKとコメントしたらDMで送ります」のようにコメントのキーワードを求めたInstagram投稿は、2026年に同じアカウントの普段の投稿と比べてコメントが1.7倍(アカウント自身の返信を含む数)、再生数は0.97倍でした。アカウント規模別の利用率、よく使われるキーワード、CSV付き。

同じアカウントのコメント依頼のない投稿と比べたInstagram投稿のグループ棒グラフ。コメントキーワードを求めた投稿はコメント1.71倍、いいね0.94倍、リール再生数0.97倍でした。「コメントで教えてください」のような一般的な依頼の投稿はコメント1.27倍、いいね1.04倍、再生数1.03倍でした。

「LINKとコメントしてくれたら送ります」のようにコメントのキーワードを求めるInstagram投稿は、同じアカウントの普段の投稿の1.7倍のコメント数になり、再生数は増えません。その数の一部はアカウント自身の返信かもしれません。フォロワー1,000人以上のInstagramアカウント3,828件のキーワード依頼の投稿17,522件を、2026年7月1日から10月23日に投稿された各アカウント自身のコメント依頼のない投稿と比べました。キーワード投稿の中央値はアカウントの普段のコメント数の1.71倍でした。リール再生数は普段の0.97倍、いいねは0.94倍でした。

ツールの会社はコメントが投稿を押し上げると言います。Manychatのガイドは「公開コメントがアルゴリズムで投稿を押し上げる(the public comment boosts your post in the algorithm)」と書き、Inroのガイドは公開返信がさらにコメントを呼び「リーチを積み上げる(it compounds reach)」と書いています。どちらのページも測定はしていません。「comment to dm statistics」で上位に出る数字は、ツール利用者のDM開封率と個別の事例です。たとえばReachookはコメントから始まるDMの開封率を85〜92%とし、Inroはコメント2,000件と販売100件が出たKidnestの投稿を紹介しています。この記事では数千のアカウントで各アカウントを自分自身と比べ、コメントだけでなく再生数も確かめます。

1.71x

コメント数

キーワード依頼の投稿と同じアカウントのコメント依頼のない投稿の比較、3,828アカウント。

0.97x

リール再生数

同じ比較のリール再生数、3,055アカウント。

2.0%

使っているアカウント

2026年7〜10月にキーワード依頼を1回以上投稿した、フォロワー1,000人以上の110万アカウントのうちの割合。

コメントキーワードの依頼とは

キーワードの依頼は、決まった単語、フレーズ、絵文字を1つコメントしてほしいと書くキャプションです。ほとんどは、その代わりに何かを、たいていDMで送ると約束します。「GUIDEとコメントしたら無料PDFを送ります」「Comenta QUERO que te envio o link」「コメントに『情報』と書いてくれたらお送りします」のような形です。Manychat、Inro、LinkDMのようなコメントDMツールが応答するのはこの投稿です。「賛成ならYESとコメントして」のように見返りを書かないものも一部あります。

一般的な依頼は決まった単語なしにコメントを呼びかけます。「コメントで教えてください」「下にコメントしてね」「感想をコメントに書いてね」のような形です。キャプションがコメントに触れているときだけ一般的な依頼と数えます。この2つは別の手法で結果も違ったので、分けて扱いました。

すべてのキャプションを約20言語のキーワードルールで分け、シードを固定した2つのサンプルで人が確かめました。最後の大きな修正の後に読んだ2つ目のサンプルでは、ルールがキーワード依頼とした100件のうち98件が決まった単語を求め、そのうち89件が見返りを約束していました。見落とす割合は測定方法の節にあります。

キーワード投稿はコメント数が1.7倍、再生数は変わりません

アカウントごとに、キーワード依頼の投稿の中央値と、同じ形式のコメント依頼のない投稿の中央値を出し、一方を他方で割りました。有料パートナーシップの表示、広告タグ、プレゼント企画、コラボ投稿は両方から外しました。すべての投稿は投稿から7日以上たってから読みました。

指標アカウントキーワード依頼の投稿普段の投稿に対する中央値95%の範囲普段より高かったアカウント
コメント数3,82817,5221.71x1.63x〜1.80x66.3%
いいね4,03816,4040.94x0.92x〜0.96x44.8%
リール再生数3,05510,2970.97x0.94x〜1.00x48.3%

「95%の範囲」は、アカウントを1,000回引き直したときに中央値の比が動いた範囲です。「普段より高かったアカウント」は、キーワード投稿の中央値がアカウントの普段の中央値を上回った比較の割合です。

同じアカウントのコメント依頼のない投稿と比べたInstagram投稿のグループ棒グラフ。キーワード依頼の投稿はコメント1.71倍、いいね0.94倍、リール再生数0.97倍。一般的な依頼の投稿はコメント1.27倍、いいね1.04倍、リール再生数1.03倍。
同じアカウントのコメント依頼のない投稿に対する中央値の比。フォロワー1,000人以上のInstagramアカウント、2026年7月1日〜10月23日の投稿。

キーワード投稿の中央値はコメント13件で、同じアカウントの普段の投稿は6件でした。キーワード投稿の3件に2件(66.8%)がアカウントの普段のコメント数を上回りました。再生数は動きませんでした。リールの約半分はアカウントの普段の再生数より上で、半分は下になり、中央値の比は0.97でした。いいねは普段の0.94倍と少し減りました。

リールでは再生あたりのコメントも増えました。キーワードのリールは1,000再生あたりのコメントが中央値7.2件で、同じアカウントの依頼のないリールは2.8件で、2,151アカウントでアカウントごとの比の中央値は普段の2.1倍でした。

つまりキーワードの依頼はコメント数を増やし、見る人の数はそのままにします。キーワードを求めたリールは、そのアカウントの他のリールとほぼ同じ数の人に届き、そのうちいいねする人は少し減ります。増えた数のうちどれだけがアカウント自身の返信でありうるかは、次の節で示します。

「DMでリンクを送ります」のようにキャプションに見返りを書いた投稿は、普段のコメントの1.96倍でした。決まった単語だけで見返りを書いていない投稿は1.56倍でした。

増えたコメントのうちアカウント自身の返信はどれくらいか

MetaのAPIリファレンスによるとInstagramのコメント数には返信が含まれ、多くのコメントDMツールはコメントごとに「送りました! DMを確認してください」のような公開返信を付けます。この返信はフォロワーではなくアカウント自身が書いたものです。私たちのデータにはコメント数はあってもコメントの中身はないので、返信を除くことはできません。

そのため、他の人が書いたコメントは範囲で示せます。ツールがすべてのコメントに公開返信を付け、普段の投稿ではアカウントが1つも返信していなければ、キーワード投稿のコメント数の半分はアカウント自身の返信で、他の人のコメントは普段の約0.86倍になります。公開返信を1つも付けていなければ1.71倍です。フォロワー1,000〜10,000人のアカウントでは中央値がコメント3件から5件になったので、コメントごとに返信を1つ付けていれば、他の人のコメントはまったく増えていないことになります。公開返信なしでDMだけ送る設定のアカウントは、この範囲の上のほうにいます。

それでも返信が投稿の助けになることはあります。Bufferは約68,000プロフィールのInstagram投稿70万件以上を比べ、クリエイターがコメントに返信した投稿のエンゲージメントが同じプロフィールの他の投稿より約21%高いことを示しました。Bufferは、もともと好調な投稿ほど返信が増えることもあるので、このデータではどちらが原因かは分からないとしています。

再生数はこの割合に左右されません。コメントのうち返信がどれだけだったとしても、投稿はより多くの人に届いてはいませんでした。

一般的な依頼はコメントの増え方が小さく、いいねは減りません

決まった単語なしに「コメントで教えてください」のように求めた投稿は、5,995アカウントで普段のコメントの1.27倍(95%の範囲1.24〜1.33)、いいね1.04倍、リール再生数1.03倍でした。コメントの増え方はキーワード依頼より小さく、いいねは減りませんでした。

同じ形式で両方を使った429アカウントでは、キーワード投稿のコメントは一般的な依頼の投稿の1.16倍でした。

アカウントが大きいほどコメントの増え方が大きくなります

規模別の表には大きなアカウントのサンプルを加えたので、どの区分も全体の表よりアカウントが多くなっています。

フォロワーアカウントコメントの比普段のコメントキーワード投稿のコメントいいねの比リール再生数の比
1千〜1万1,6321.33x350.95x1.00x
1万〜10万1,4562.00x716.50.95x0.97x
10万〜100万7,3452.50x20590.91x0.93x
100万以上8322.35x64.51820.82x0.91x

「普段のコメント」と「キーワード投稿のコメント」はアカウント間の中央値です。比の列はアカウントごとの比の中央値なので、2つの中央値を割った値とは違います。

フォロワー数別に、キーワード依頼の投稿を同じアカウントの普段の投稿と比べたグループ棒グラフ。コメント: 1千〜1万 1.33倍、1万〜10万 2.00倍、10万〜100万 2.50倍、100万以上 2.35倍。リール再生数: 1.00倍、0.97倍、0.93倍、0.91倍。
同じアカウントのコメント依頼のない投稿に対する中央値の比、フォロワー数別。

コメントの増え方が最も大きかったのはフォロワー10万〜100万人のアカウントで2.5倍でした。小さなアカウントは増え方が最も小さく、フォロワー1,000〜10,000人のアカウントではコメントの中央値が3件から5件になりました。再生数はどの規模でも横ばいで、フォロワー100万人以上のアカウントのキーワード投稿は普段のリール再生数の0.91倍、いいねの0.82倍でした。

アカウントの2%がコメントキーワードを使い、大きなアカウントでは10%

2026年7月1日から10月23日に、フォロワー1,000人以上のInstagramアカウントの2.0%がキーワード依頼を1回以上投稿し、投稿の0.79%にキーワード依頼がありました。ルールはアカウントの2.8%、投稿の0.47%で一般的なコメント依頼を見つけましたが、一般的な依頼は10件に約3件しか見つけられないので、どちらの割合も下限です。

フォロワーアカウントキーワード依頼を使用見返りを書いた依頼を使用キーワード依頼の投稿の割合一般的な依頼を使用
1千〜1万933,5021.5%0.9%0.49%2.2%
1万〜10万154,0774.5%3.0%1.20%5.3%
10万〜100万209,1129.4%7.1%2.03%9.1%
100万以上13,54310.5%7.9%1.53%12.0%
2026年7月1日から10月23日にコメントキーワードの依頼を1回以上投稿したInstagramアカウントの割合をフォロワー数別に示す棒グラフ。1千〜1万 1.5%、1万〜10万 4.5%、10万〜100万 9.4%、100万以上 10.5%。
キーワード依頼の投稿を1回以上したアカウントの割合、2026年7月1日〜10月23日。

キーワード依頼はリールでより多く使われます。リールの1.04%にあり、写真とカルーセルは0.64%でした。利用は広がってもいます。7月と10月の両方に投稿した366,798アカウントで、キーワード依頼の投稿の割合は0.74%から0.93%へ、3か月で約4分の1増えました。

最も多く求められる単語はLINKとEU QUEROです

2%サンプルのキーワード依頼ごとに決まった単語を取り出し、その単語を求めたアカウントの数を数えました。1つのアカウントが同じ単語を何百回も投稿することがあるからです。キーワード依頼を投稿した22,461アカウントのうち、最も多くのアカウントが求めた単語は次のとおりです。

単語アカウントキーワード依頼をしたアカウントに占める割合求めているもの
EU QUERO1,2925.8%ポルトガル語で「欲しい」、特典やリンク
LINK1,2755.7%商品やショップのリンク
QUERO5522.5%ポルトガル語で「欲しい」
INFO4091.8%詳しい情報や価格
YES2811.3%同意、ほとんど見返りなし
SHOP2451.1%ショップのリンク
GUIDE2361.1%無料ガイド
QUIERO2311.0%スペイン語で「欲しい」
READY1840.8%準備ができたという返事
PROMPT1730.8%AIプロンプト
各単語を求めたキーワード依頼アカウントの割合を示す横棒グラフ。EU QUERO 5.8%, LINK 5.7%, QUERO 2.5%, INFO 1.8%, YES 1.3%, SHOP 1.1%, GUIDE 1.1%, QUIERO 1.0%, READY 0.8%, PROMPT 0.8%, + 0.7%, PLAN 0.6%.
各単語を求めたキーワード依頼アカウントの割合、Instagram、2026年7〜10月。

ほとんどのアカウントが商品やテーマに合う単語を選ぶため、どの単語もアカウントの6%を超えません。ポルトガル語の「eu quero」はLINKと並び、ポルトガル語のアカウントはこの手法をよく使います。

このデータの使い方

クリエイター向け

  • 私たちのデータではキーワード依頼はコメント数を1.7倍、フォロワー10万〜100万人のアカウントでは最大2.5倍に増やし、そのコメント1つ1つがDMにつながりうるので、DMが欲しいときに使ってください。
  • キーワードのリールは同じアカウントの他のリールと比べて再生数が0.97倍だったので、より多くの人に届けるためには使わないでください。
  • 同じ投稿のいいねは普段の0.94倍だったので、いいねが少し減ることを見込んでください。
  • 「コメントで教えてください」の投稿はコメント1.27倍でいいねが減らなかったので、DMよりいいねが大事なときは一般的なコメント依頼を使ってください。

ブランドと代理店向け

  • ツールの公開返信がコメント数の最大半分を占めることがあるので、キーワード依頼の投稿のコメント数は注意して読んでください。
  • キーワード依頼は再生数を増やさずコメント数だけを増やしたので、クリエイターのリーチは再生数で判断してください。
  • キーワード依頼が変えるのはDMとクリックなので、その結果で成果を数えてください。

Virevはクリエイターの投稿を読んでいるので、提案の前に誰がコメントキーワードの依頼を使っているか、再生数とコメントがどう違うかを確かめられます。180M+のクリエイターを扱うVirevクリエイター検索でクリエイターを探し、登録してリストに保存してください。

測定方法と限界

  • 主なサンプルはフォロワー1,000人以上のInstagramアカウントの2%サンプルで、アカウント番号10万件ごとに連続する2,000件をすべて入れ、1,108,454アカウントと2026年7月1日〜10月23日の投稿13,191,950件を得ました。
  • 規模別の表にはフォロワー10万人以上のアカウントの20%ハッシュサンプル(201,780アカウント、投稿11,091,192件)を加え、このサンプルは母集団より大きなアカウントが1アカウントあたり10倍多いので、全体の行は2%サンプルだけで計算しました。
  • フォロワー数はクローラーが2026年10月31日までに最後に読んだ値で、いいね、コメント、再生数はその時点までに投稿ごとに最後に読んだ値です。
  • キーワード依頼は、引用符、大文字、「the word X」の形、または理由の付いた絵文字で決まった単語をコメントするよう求めるキャプションで、見返りは同じキャプション内のDM、send、link、inboxのような語で判断しました。
  • ルールは約20言語で書き、キャプション240件と200件のシード固定サンプル2つを、人がルールの答えを見ずに読んで確かめました。
  • 2つ目のサンプルでは、ルールがキーワード依頼とした100件のうち98件が決まった単語を求め、89件が見返りを約束し、ルールが見返りありとした52件はすべて実際に見返りを約束していました。
  • 同じサンプルで、ルールが一般的な依頼とした50件のうち45件が一般的な依頼で、コメントに触れているがルールが依頼なしとした50件のうち6件はルールが見落としたキーワード依頼でした。
  • 同じサンプルで、ルールが依頼なしとした50件のうち28件はルールが見落とした一般的な依頼だったので、ルールは一般的な依頼の約10件に3件を見つけ、利用率の表の一般的な依頼の割合は下限です。
  • この見落としの割合と件数から、ルールはコメントに触れるキャプションのキーワード依頼の約4分の3を見つけ、対応していない言語の依頼は見落とすので、利用率は下限です。
  • 見落とした依頼は比較の「依頼なし」側に入りますが、投稿の約0.2%なので普段の中央値は動きません。見落とした一般的な依頼は依頼なしの投稿の約1%です。
  • 比較には、投稿から7日以上たってから読み、有料表示、広告タグ、プレゼント企画、コラボのない投稿を使い、同じ形式でコメント依頼のない投稿が5件以上あるアカウントだけを入れました。
  • 比は(アカウントのキーワード投稿の中央値 + 1) / (普段の投稿の中央値 + 1)で、表はアカウント間の中央値なので、比がとても大きい一部のアカウントが値を引き上げることはありません。
  • MetaのAPIリファレンスによるとInstagramのコメント数には返信が含まれ、コメントDMツールはコメントごとに公開返信を1つ付けられるので、他の人が書いたコメントの増え方は約0.86倍から1.71倍の間です。
  • これは各アカウントの中での比較で、アカウントがうまくいきそうな投稿や、もともとコメントが集まりやすい特典にキーワード依頼を取っておいている可能性があります。
  • Instagramは写真に再生数を表示しないので、再生数はリールだけを扱います。

アカウント規模別のエンゲージメント率はInstagramエンゲージメント率のベンチマークで、キャプションは同じ方法でアカウントの中でキャプションの長さを比べたInstagramキャプションの長さの分析で読めます。

データのダウンロード

すべての表は1つのCSVにまとめています。comment-to-dm-statistics-2026.csv。各行は1つの表の1つのグループです。アカウント規模、形式、月ごとの利用率、依頼の種類ごとのコメント、いいね、再生数の増え方(全体、規模別、形式別)、リール1,000再生あたりのコメント、よく使われる単語、ルールの手作業の確認が入っています。「Virev, 2026年11月」と出典を示し、このページにリンクしてください。

出典

  1. IG Media reference Meta for Developers2026/10/31 閲覧
  2. The Ultimate Guide to Instagram Comment Automation Manychat2026/10/31 閲覧
  3. Instagram Comment-to-DM Automation: How It Works 2026 Inro2026/10/31 閲覧
  4. Instagram Auto DM Statistics 2026: Open Rates & Conversion Benchmarks Reachook2026/10/31 閲覧
  5. Comment-to-DM Automation Case Studies CreatorFlow2026/10/31 閲覧
  6. Do Automated Instagram DMs Work? Planoly2026/10/31 閲覧
  7. Replying to Comments Boosts Engagement by 5-42% on These Major Platforms Buffer2026/10/31 閲覧